ノーコード ラボ

NoCode 関連のツールの紹介、使い方などをやさしく説明しています。

まだプログラム書いてるの?Webアプリを作るのにプログラミングは不要!No Code のススメ

いきなり煽ったタイトルで申し訳ないです。

タイトルの通りですが、Web アプリを作るのに、プログラミングがいらない No Code のビルダーというのが増えてきています。 もはや、プログラミングの学習無しに、ノンプログラマーでも簡単な Webアプリを作れるような時代になってきました。

簡単に「No Code」について説明しますと、次のようになります。

「No Code」 とは?

文字そのままですが、「プログラムコードを書かない」という意味です。似たような言葉で「Codeless」とか「Low Code」というのもあります。「Codeless」はコードがないという意味なので、ほぼ No Code と同じ意味です。 「Low Code」はコードが少ししかないという意味になります。

なぜ「No Code」が必要なのか?

プログラムコードを書かなくて良いということですので、あえて難しいプログラミングを学ぶ必要はありません。 プログラミングを学ばなくていいということですので、プログラマーでなくても Web アプリを作ることができます。 特に起業しようと考えている人で、ノンプログラマーの方にとっては最適なソリューションとなるはずです。

ノンプログラマーが何らかのシステムを作って起業しようとした場合、恐らくは自分でプログラミングを覚えるか、プログラマーを雇うか、どちらかを行うと思います。自分でプログラミングを覚えるというのは、ノンプログラマーにとっては苦難の道ですね。お金があれば、プログラマーを雇うという選択をするでしょう。後者を選んだ場合も、プログラマーに自分の意思を伝えるため、お絵描きしたり、プロトタイプを作ったりとなかなか大変だと思います。

「No Code」のビルダーの使い方を覚えたノンプログラマーであれば、そこにもう一つの選択肢が出てきます。「No Code」のビルダーを使って、自分で作るという選択肢です。

自分で作るというのは、お金以外にも有利なことはたくさんあります。

  • プログラマーとのコミュニケーションが不要
  • 開発スピードの向上
  • 自分であれこれ好きに試行錯誤してデザインを決めることができる

私の事例

起業当初、私は自分でプログラミングを学んで、Webサービスを作っていこうと考えていました。

結論から言うと、途中で挫折しました。

勉強はして、それなりにはできるようにはなったと思いますが、優秀なプログラマーと出会ってしまったので、私自身はプログラミングとはそこで縁を切ってしまいました。

その後は、Prott というサービスを使って画面イメージを作ってプログラマーに指示をしていたのですが、それを作るのも面倒なのと、ちょっと変更するのにもお金がかかってしまうので、改善が思うように進まない状況がしばらく続きました。

そんな時、bubble という No Code の Webアプリビルダーを知りました。 bubble を使うと、Prott で画面イメージを作るのと同じような感覚で画面を作ることができ、しかもそれがそのままプロトタイプとして動くということで非常に驚きました。プログラマーへの指示出しも的確になりますし、自分自身でアプリの動きを確認することで試行錯誤も出来るため、プログラマーへの無駄な指示出しなどは随分と減ったと考えています。

また、当時は bubble も出たてだったので、本番に利用する勇気はありませんでしたが、プロトタイピング用のビルダーと考えると非常に優秀でした。 例えば、午前中に顧客先で新しい案件の打ち合わせをした場合、その日の夜に、主要機能のプロトタイプを顧客に見せることが出来るようになりました。 顧客は驚き、非常に喜んでいました。

これらは、あなたが優秀なプログラマーであれば、恐らくは同じことが可能でしょう。 ただ、「No Code」の素晴らしいところは、あなたが優秀なプログラマーでなくてもこういうことが出来るということです。

Product Hunt Makers Festival 2019

https://www.producthunt.com/newsletter/2700

2019年3月に行われた Product Hunt Makers Festival ですが、テーマは「No Code」でした。 3週間の間に 1000くらいの応募があったようです。 スポンサーは「Coda」だったので、「Coda」で作られた No Code の製品が多かったようです。 恐らくは現在のところ一番優秀な No Code アプリが集まったところだと思います。

少し紹介します。

Feature Monkey

https://featuremonkey.launchaco.com

「Tools for teams」部門の優勝

AI(人工知能)を使用して分析され、NLP(神経言語プログラミング)を介して、ユーザーに向けて優先度の高いフィードバックを追跡するシステムをコードなしで構築できる。

このAIやNLPの精度にもよりますが、PM要らずになりそうです。

Codaで作られています。

Remote HQ

https://www.remotehq.com

「Tools for teams」部門の 準優勝

Zoomの拡張版のようなWebブラウザベースのライブチャットサービス。

Zoomとの違いで魅力的に感じたのは、ノート共有、リアルタイム議事録、音声録音。

実際の速度はいかほどか分かりませんが、リモートワーカーとしては使ってみたいです。

いかがでしょう?

No Code でもこういうアプリを作れるようになってきました。もちろん、ここまで作るのは大変だと思いますが、プログラムを勉強しなくて良いということであれば、素晴らしいとは思いませんか?

次回以降、具体的な No Code でのアプリの作り方について説明していこうと考えています。

ではまた!