前回に引き続き、今回は Glide の使い方について、順を追ってご紹介します。 Glide が何かという部分が知りたい方は、前回の記事「 スプレッドシートをノーコードでアプリ化する Glide / glideapps 」をご参考ください。
事前準備
スプレッドシートが使えるように、まずはGoogleアカウントを用意します。Googleアカウントを始めて作成する場合は、以下のヘルプを参考に作成してください。
Google アカウントの作成
https://support.google.com/accounts/answer/27441?hl=ja&ref_topic=3382296
Glide にサインアップ
Glide公式サイト https://www.glideapps.com/ へアクセスし、右上の「Sign up」をクリックします。
Welcome ダイアログで「Okey」ボタンをクリックします。
Googleアカウントの選択画面で、使用するアカウントを選択します。
Glide のアクセスリクエストで「許可」ボタンをクリックします。
Glide にサインアップが完了しました。
テンプレートを利用してアプリを作ってみよう
サインアップが完了したら「Videos & Templates」にある「Employees」をクリックしてテンプレートを開きます。
画面左のメニュー「Copy to my apps」をクリックします。これで、自分のスプレッドシートにテンプレートをコピーすることが出来ました。
画面左のメニュー「Edit sheet」をクリックすると、スプレッドシートが開きます。
試しにスプレッドシートの値を編集してみましょう。
Glide のページに戻り、更新した内容が反映されているか確認します。もし更新されていない場合は、画面左のメニュー「Reload sheet」をクリックして、アプリをリロードしましょう。
これでテンプレートを利用して作成した「Employees」アプリの完成です。画面左のメニュー「Open app」をクリックすると、エミュレータでアプリを起動することも出来ます。
アプリを共有しよう
アプリを共有するのは、とても簡単です。 画面左のメニュー「Share app」をクリックすると、シェアする方法が選択できます。PWAなのでアプリの正体は純粋なURL。リンクを共有するだけでアプリを使うことが出来るのです。
アプリの公開を限定する認証機能について
アプリの公開はURLを共有するだけなので、セキュアなアプリにしたい場合は、認証機能を利用しましょう。
- 画面左のメニュー「Settings」をクリックし、右側に表示された「Sign in」のドロップダウンリストをクリックします。
- ドロップダウンリストから利用したい認証機能を選択します。
認証機能は現在、以下の4つから選択できます。
- Public / 誰でもOK
- Public with email / Emailを登録しPINコードを受け取った人のみOK
- Password / パスワードを知っている人のみOK
- Email whitelist / Emailリストに記載している人でPINコードを受け取った人のみOK1
まとめ
いかがでしたか? Product hunt にも登録されている Glide ですが、驚くほどシンプルな手順でスプレッドシートのデータをアプリ化することが出来たのではないでしょうか?
現在も新機能が追加され進化を重ねている Glide 。既にコメントの削除機能など、今後追加が予定されているものもあるようですね。皆さんも是非、スプレッドシートを活用してノーコードで出来る自分だけのPWAを作成してみてください。
次回は、事例として Glideで作成した 美術館、博物館リストについて、ご紹介したいと思います!
脚注
-
Email whitelist では、スプレッドシートにメールアドレスのリストを持ったシートを作成する必要があります。↩