Integromatとは
『Integromat』というWebアプリをご存知でしょうか?
Web上には様々なWebアプリがありますが、それらを連携させたり、手動でしていたものを自動でできたら良いなと思うことはありませんか?
例えば、Google Calendarに登録したものを Slack にも書き込みたいとか。
それをWeb上で、しかもノーコードでできるのが Integromat です!!
先日、『Zapier』を紹介しましたが、Zapier と Integromat はほぼ同じものだと思って大丈夫です。
ただ、どちらが良いのか?この二つの違い、Integromatの使用方法について説明します。
Zapierの紹介記事はコチラ blog.nocodelab.jp
Integromat と Zapier、何が違うの?
Integromat と Zapier、ノーコードで Webでタスク自動化する、というのは同じです。
他にも共通点は全て英語。英語に苦手意識がある方はハードル高く感じるでしょう(私もです)。 (IntegromatのトップURLに「/en/」とあるので多言語対応に期待ですが)
では、違いはなんでしょうか?
まずは、簡単にIntegromatのプランを見てみましょう。
FREE | BASIC | STANDARD | BUSINESS | PLATINUM | |
---|---|---|---|---|---|
Operations | 1,000 / month | 10,000 / month | 40,000 / month | 150,000 / month | 800,000 / month |
Unlimited number of scenarios | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
Unlimited number of modules in a scenario | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
Zapierでいうところによると、
「operation」は「task」
「scenario」は「zap」
「module in a scenario」は「step」になります。
フリープランのみで比較すると、
Zapier | integromat | |
---|---|---|
Operations | 100/月 | 1000/月 |
number of scenarios | 5 | 無制限 |
number of modules in a scenario | 2 | 無制限 |
ということになります。
これだけみると、Integromatの方に完全に軍配があがりますよね!
では、UIや使えるモジュール等はどうでしょうか? 次に実際にIntegromatでシナリオを作成してみてみましょう。
Integromatを使ってみよう。
では、早速Integromatを試してみましょう。
アカウントを作成しよう。
まずはアカウントを作成しましょう。Integromat のサイトにアクセスしてアカウントを作成してください。
アカウントを作成したら、早速シナリオを作成してみましょう。
シナリオを作ってみよう。
今回は、Zapierの紹介の時にでも行った、メールを送信したらTwitterにツイートする、というシナリオを作成してみます。
ログインすると、「Create a new scenario」のボタンが右上にあるので、それをクリックしましょう。
アプリの選択画面が表示されます。ここでは、「Gmail」を選択しましょう。Skipをして、ここで選択しなくても大丈夫です。
Zapierでは、Zapier専用のメールアドレスを作成して受信するようにしていましたが、ここでは、Gmailを利用することにします。
なぜなら、IntegromatではZapierのように専用のメールアドレスを作成はできず、既存のGmailまたは他のIMSP(「Mail」アプリを選択するとできます)のみのようなので。
「CONTINUE」をクリックすると、シナリオ作成画面が表示されます。
「?」をクリックし、Gmailを選択すると、トリガーやアクションの一覧がでてきます。
ここでは、トリガーの「Watch emails」を選択しましょう。
設定が必要なので、設定をしていきましょう。 「Connection」の「Add」ボタンからConnection名を自分で入力し、Gmailのアカウントにサインインします。 それから、Folder等を設定しましょう。
始まりのメールを選択します。ここでは「From now on」にします。
次にTwitterのアプリを追加します。 追加は1番目のアイコンの右手の半円から追加できます。
Actionの「Create a tweet」を選択します。
(Integromatでは画像付きツイートは未対応のようです)
Gmailと同じようにConnectionからツイートするTwitterのアカウントを設定します。
「Status」にはツイート内容を設定します。 Integromatでは自動的にGmailのメールを取得しているので、そこから何をツイートするか選択しましょう。 ここでは、メール本文をツイートするので、「Text Content」を選択します。
これでメール受信したらツイートするようにできました。 ただ、これでは受信したメール全てツイートするようになっていますので、フィルターを追加します。
フィルターはGmailとTwitterの間の小さい丸をクリックする追加できます。
ここでは、タイトルの固定と、送信先を固定しました。
これで一連の流れは完成です。 左ボタンの「Save」ボタンを忘れずにクリックしましょう!! 自動セーブにはなっていないので要注意です。
最後にテストをしましょう。
「Run Once」ボタンを押下して、指定したメールアドレス先にメース送信してみましょう。もちろんフィルターに設定した条件にも気をつけて!
これでツイートできていれば成功です!
常に起動させておきたい場合は、左下の「SCHEDULE」をONにします。 フリープランの場合は、最小で15分おきにスケジュールが可能になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
UIは、個人的にはZapierの方が分かりやすかったです。しかし、慣れればあまり大差はないかと。Integromatの方がデザイン的には優れていますね。
ただ、同じものができるならば、Integromatの方が色々な制限が低いので、Integromatがやはりオススメです!!
しかし、IntegromatではできないことがZapierでできたりしますので、適宜必要に応じて選べば良いでしょう。 ちなみにIntegromatではZapierとも連携できるようになっています。
IntegromatとZapierどちらも魅力的なので、色々試して自動化してラクしちゃいましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!