ノーコード ラボ

NoCode 関連のツールの紹介、使い方などをやさしく説明しています。Chatbot の運用実験は終了しました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

ノーコーダーにおすすめの法律文書自動生成サービス「KIYAKU(キヤク)」

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こんにちは!
今回は一見ノーコードと直接関係なさそうで、実はとても大切な規約について、ノーコーダーにとっても便利なサービスがありましたので紹介していきたいと思います。

KIYAKUとは

Webサービスやアプリを作成してみていざ公開というときに、忘れてはいけないのが「プライバシーポリシー」「利用規約」「特定商取引法に基づく表示」といった法律文書たちですね。

ノーコードでの開発のように短期間でたくさんのサービスを作っても、こういった規約の作成に労力や費用をかけてしまうのは少しもったいないですよね。

そこで今回おすすめしたいのがこちらの法律文書自動生成サービス「KIYAKU(キヤク)」です!

kiyaku.app

なんとこちらのサービスでは、ただ質問に答えるだけで、たった5分ほどで難しい法律文書が作成できてしまうというのです。 ものは試しということで、早速使ってみることにしました!

プレスリリースはこちら: https://www.value-press.com/pressrelease/254572
「KIYAKU」の公式Twitterアカウントはこちら: KIYAKU (@KIYAKU6) | Twitter

実際にKIYAKUを使ってみた

まずはアカウント作成

サインアップ画面からアカウントを作成します。メールアドレスとパスワード、もしくはGoogleアカウントのみで登録できます。

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一瞬でアカウントができました。

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登録時はユーザー名を登録していないので「未設定」と表示されていますが、アカウントメニューから適宜登録ができます。(登録しなくても使えます)

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作成したい文書を選択

次にダッシュボードから作成したい文書を選び「新規作成」を押します。無料プランで作成できるのは「プライバシーポリシー1枚のみ」となっていますので、今回はこちらを作成していきます。
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ちなみに料金プランはこんな感じになっています。(2020/10現在)
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ここで驚いたのは、有料プラン(Standardプラン)になると、年間3,600円でどの文書も作り放題ということです!!たくさんサービスを作成する人にとっては嬉しい料金体系ですよね。その他にも、KIYAKUで生成される文書の法的な意味などが説明された有料会員限定のブログ閲覧もできるなど、メリットは多そうです。

質問に答える

さて、プライバシーポリシーの作成に戻ります。全部で6つの質問に答えていきます。

Step1:会社名(個人事業主の場合は個人名)を入力

まずは会社名を入力します。個人名も入れられますが、自動生成される文章には「当社は~」と出力されるようですので、掲載する際に必要に応じて修正するようにしましょう。
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Step2:サービスで取得する個人情報を選択

次に自分が作成したWebサービスやアプリで取得する個人情報を選択します。一般的なものはあらかじめ用意されていて便利ですね。独自で何か情報を取得している場合には、テキストで入力して追加しましょう。
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Step3:取得した個人情報を使用する目的を選択

Step2で選択した個人情報をどのように使用する予定かを選択します。一般的なものにはあらかじめチェックが入っていますが、自分が開発したサービスに合致するものを選択しましょう。
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Step4:Google Analyticsの使用有無

サービスにGoogle Analyticsを組み込んでいる場合は「ある」を選択しましょう。
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Step5:外部広告の有無

サービス内に外部広告を組み込んでいる場合は「はい」を選択しましょう。
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Step6:問い合わせ先メールアドレスを入力

最後に、ユーザーからの問い合わせを受けるメールアドレスを入力して質問は完了です。「作成」ボタンを押しましょう。
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※この「作成」ボタンを押すところまで実施しないと、これまで入力した内容は保存されないため注意しましょう!

完成!!!

たったこれだけで、プライバシーポリシーが完成してしまいました!こんな感じでドラフトが表示されました。

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こちらはあくまでドラフトなので、実際に使用する場合はダッシュボードへ戻り「使用状況」のアイコンをクリックします。すると、作成された規約の使用方法を質問されますので自分に最適なものを選択しましょう。こちらは後で変更も可能です。
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今回は上から2つ目の「KIYAKUで発行されたURLにリンクを貼ってそのまま実装する」を選択してみます。ダッシュボードの「URL」をクリックするとクリップボードへURLがコピーされるので、早速確認してみましょう。

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完成です!このようにKIYAKU上で発行されたURL上に、さきほど回答した質問をもとに作成されたプライバシーポリシーが表示されるようになりました。

KIYAKUはノーコード開発にぴったりのツール

こんなに短時間でしかもリーズナブルに、自動で法律文書を作成できるというサービスにはとても驚きました。

もちろん、ある程度複雑なサービスを開発する場合には別途専門家への相談等が必要にはなるのですが、一般的なサービスやアプリ開発のサポートとしては、とても優秀なサービスだと思いました。

シンプルなUIで、法律に詳しくない人でも分かりやすいつくりとなっていますので、ノーコーダーの皆さんにもぜひ触ってみて使いやすさを実感してほしいと思います!

おまけ

先日、ノーコード ラボではスタンダードプランに加入させていただきました。
一番嬉しいのは、利用規約が作りたい放題になるという点です。サービスを作る上での頭痛の種がひとつなくなりました。

サービスをたくさん作りたいという方はぜひ試してみてください!