こんにちは!ノーコードラボの岡崎です。
昨日(2022年2月5日)、久しぶりに LINE Message プラグインに機能を追加しました。
ブロードキャスト対応が 2020年10月24日だったので、1年以上放置してしまいました。すみません。
今回追加した機能は次の通りです。
(1) 画像の送信
(2) 動画の送信
(3) メッセージオブジェクトの送信
なお、以前からある機能についてはこちらの記事をご参照ください。
1. 画像の送信
Push Image と Broadcast Image という2つの Action を準備しています。
違いは 1人に送るか、お友達登録済みの人みんなに送るかです。1人に送る場合は Push Image、お友達登録済みの人みんなに送る場合は、Broadcast Image を使ってください。
引数
引数は次の3つです。
- (body)uid: 送付先の LINE の uid、Broadcast の場合は不要
- (body)preview_image: プレビューの画像ファイルの URL、JPEG または PNGで 1MB以下
- (body)original_image: オリジナルの画像ファイルの URL、JPEG または PNGで 10MB以下
プレビューとオリジナルの画像ファイルは個別に指定する必要があります。
Bubble で Picture Uploader などを使ってアップした画像ファイルを送る場合は、URL に https: が入っていないので、https: だけ手打ちする必要がありますのでご注意ください。
2. 動画の送信
Push Movie と Broadcast Movie という2つの Action を準備しています。1人に送る場合は Push Movie、お友達登録済みの人みんなに送る場合は、Broadcast Movie を使ってください。
引数
引数は次の3つです。
- (body)uid: 送付先の LINE の uid、Broadcast の場合は不要
- (body)preview_image: プレビューの画像ファイルの URL、JPEG または PNGで 1MB以下
- (body)original_movie: オリジナルの動画ファイルの URL、mp4で 200MB以下
Image の時と同様ですが、Bubble で Picture Uploader、File Uploader などを使ってアップした画像ファイルを送る場合は、URL に https: が入っていないので、https: だけ手打ちする必要がありますのでご注意ください。
3. メッセージオブジェクトの送信
LINE の Message API はとても高機能なのですが、このプラグインでは今までは text しか送信できませんでした。今回、画像と動画に対応したのですが、他にももっと色々なものを送信できるようになっています。
しかしながら、その設定をするのがなかなか難しいため、今回はメッセージオブジェクトの JSON さえ作ってもらえれば、Push もしくは Broadcast で送信できるようにしました。
LINE のメッセージオブジェクトについては次をご参照ください。
今回のプラグインでは Push Any JSON と Broadcast Any JSON という2つの Action を準備していますので、こちらを利用してください。
引数
引数は次の2つです。
- (body)uid: 送付先の LINE の uid、Broadcast の場合は不要
- (body)json: メッセージオブジェクトの JSON
メッセージオブジェクトの JSON
この JSON が作れれば、LINE Message API にあるメッセージオブジェクトをなんでも送れるようになったのですが、具体的な設定例を記載します。
LINE絵文字
LINE絵文字 を文章につけることができます。
JSON
{"type": "text", "text": "$ LINE emoji $", "emojis": [{"index": 0, "productId": "5ac1bfd5040ab15980c9b435", "emojiId": "001"}, {"index": 13, "productId": "5ac1bfd5040ab15980c9b435", "emojiId": "002"}]}
実際に送られた文字
LINEスタンプ
送信可能なスタンプの種類は限られていますが、LINEスタンプを送ることができます。
JSON
{"type": "sticker", "packageId": "446", "stickerId": "1988"}
実際に送られたスタンプ
その他
他にも音声メッセージ、位置情報メッセージ、イメージマップメッセージ、テンプレートメッセージ、Flex Message などを送ることができます。だんだん難易度が高くなりますので、ご興味がある方は LINE のメッセージオブジェクトを参考に JSON を作って送ってみてください。
余談
LINE Message プラグインの機能追加をして一息ついたところ、LINE Message のプラグインがもうひとつあることに気づきました。しかも画像も動画も送れるように作ってあるし、オーディエンスの管理やリッチメニューを作成することもできるようになっていました。
作者は・・・、けいさんでした。
ご本人にお伺いしたところ、「開発しているサービスで使うために必要な機能を取り込んだ」とのこと。さすがでしたw