今回は、Googleのスプレッドシートを利用したノーコードでアプリが作成できるツール、Glide(グライド)についてご紹介します。
Glideとは
Googleアカウントとスプレッドシートが使えればOK
Googleアカウントとインターネット環境があれば、誰でも無料で利用できるスプレッドシートは、今やビジネスシーンに欠かすことが出来ないツールに成長しました。 Glide は そんなスプレッドシートにまとめられたデータを、モバイル環境において、より見やすく、より使いやすいアプリへと簡単に変身させてくれます。
ノーコードでPWAが作成できる
PWA とは Progressive Web Apps の略で、モバイル向けのWebサイトを、まるでアプリかのように使える仕組みのことを言います。Glide を使用すれば、ノーコード(プログラミングなし)で、Googleのスプレッドシートをアプリ化することが出来ます。
専門知識は必要なし
スプレッドシートの内容をアプリ化するのに、プログラミングなどの専門知識は必要ありません。
Glideはこんな人におすすめ
- ノーコード開発に興味がある人
- プログラムは書けないけどアプリを作ってみたい人
- スプレッドシートのデータ管理を手軽に行いたい人
Glideを使うとなぜ良いのか
ダウンロード、インストールなしでアプリを簡単共有
Glide で作成したアプリを実際に使用する場合、GooglePlayストアなどでダウンロードしたり、アプリをインストールといった作業は不要です。アプリのURLをSNSなどでシェアするだけ。アプリ作成時の審査やアップロードも、もちろんありません。またPWAなので、アプリのように HOME にアイコンを設置することも出来ます。
サーバ不要!開発費不要!で低コストを実現
Glide では、アプリで使用する基データはスプレッドシートのため、データベースやアプリケーションサーバーなども不要です。ノーコードで作成できることから、開発費用もなく、低コスト、もしくはノーコストで作成が可能です。
ビジネスだけじゃない、色々使えるテンプレート集
テンプレートに代表される Directory app (メンバーリストのようなテンプレート)以外にも、公開されているテンプレートが複数存在します。例えば、自分だけのインスタグラムをテンプレートから作成することも出来ます。もちろん、テンプレートをカスタマイズしたり、一からテンプレートを作成することも可能です。
Glideでできること
アプリを公開したい人を限定できる認証機能付き
元々セキュアなスプレッドシートに加え、Glide においても作成したアプリの公開範囲を限定することが可能です。 パスワード認証や、指定したメールアドレスのユーザーのみにするなど、設定も簡単に行うことが出来ます。
コメント/チャット機能を手軽に実現
コーディングするとなると、案外工数を取られてしまうようなコメント投稿やチャット機能。その他、検索機能や、地図の設置なども Glide ではノーコードで実現することが出来ます。
データの更新や削除も簡単
Glide で作成したアプリにおいて、データの新規登録、更新、削除といった一連の流れも、視覚的に分かり易い操作で行うことが出来ます。かつ、アプリから更新されたデータはスプレッドシートにも同様の更新が行われ、逆も然りです。スプレッドシートに更新されたデータは、アプリにも反映される双方向の関係にあります。
その他にも、Glide で出来ることは色々ありますが、次回以降は テンプレートを利用して Glide の使い方についてご紹介したいと思います。